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歌は頭を使う


歌は、頭(脳)をすごく使います。


「いや、歌は心だろー!」


という声が聞こえてきそうですが、それはごもっともなんです。

もちろん、歌は表現なのできちんと心で歌うべきだと思います!


ですが、現実的に考えて、「歌う」という行為にはすごく脳を使うんですね。

体(筋肉)は脳からの命令が伝達されて動くという大前提で考えると、呼吸をするのも、声帯を動かすのも、喉や口や舌を動かすのも全て脳からの伝達で動きます。

脳の活動が悪ければ、その伝達が悪くなり、声がうまく出しにくくなるというわけです。

ましてや、それらを意識的にコントロールして使うとなると、なおのこと脳を使います。


また、歌詞を見ながら歌う時も、目で追ったり言語を理解するために脳を使います。

覚えた歌詞を思い出しながら歌うにしても同じです。

メロディーで音の高さをイメージしたり、リズムを感じたりするにも使います。

表現する時ももちろん使います。


言語などをつかさどる左脳と、感性などをつかさどる右脳の両方を使っていることになります。

このように、歌は脳をとても使うので脳の活性化に良いとも言われています。


そこで逆に考えてみると、脳を活性化すると声も調子が良くなりやすいとも言えるのかもしれません!

(あくまでも仮説ですが・・w)


例えば、朝起きてすぐに声が出にくいのは体が温まっていないなどの理由もありますが、脳がちゃんと起きてない(活性化してない)からという理由も大きいのではないかと思っています。

以前、起きてから1時間後にはガッツリ歌わなければいけないという場面に遭遇した時に、起きてからバナナを食べたところ、歌う時にはスムーズに声が出ました。

僕は朝は結構弱い方で、声がちゃんと出るのにも普段とても時間がかかるので(3〜5時間くらい)、自分でもこれは驚きました。

(これは以前「歌う時に良い食べ物」の記事でも紹介しました。)


また最近は、ドラッグストアなどで売っている「ブドウ糖」を食べて試してみています。

ブドウ糖は真っ先にエネルギーになるので、即効性があるようです。

一度ライブの前に一粒食べてみたところ、その日はすごく声の調子が良かったです!

バナナにもブドウ糖が多く含まれているそうなので、上記のことも理にかなってますよね。

ちなみに、バナナ以外にブドウ糖を多く含む食品は米、パン、麺類、芋類などだそうです。

(血糖値が上がるので摂りすぎには注意してくださいね!)


生徒さんでも、レッスンに来る時にあまりにも空腹の状態だと頭がうまく働かなくて思うように声が出にくいという方が多いです。頭もボーっとしてくるようです。

とある生徒さんが一度、レッスン前に軽く運動をして体を温めて、適度な食事とバナナとブドウ糖を食べてからレッスンに来たことがありましたが、やはりその日は声がコントロールしやすそうでした!

血流が良かったり体温が上がっていると体として歌に良い状態になるので、さらに脳も活性化しているとより良い状態になるんですね。


もしかしたら、歌う前になにか「脳トレ」をしたら声が出やすくなったりするのかもしれないですね。

これはまた検証してみますw


2012/4/21

ワイドボイス
ボイストレーナー 吉田研吾


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