発声・ピッチ・リズムの話

ここ数年は、カラオケ大会での審査員をさせていただく機会も増えました。

 

僕にとって、たくさんの方々の歌声を聴けるとても貴重で楽しみな時間です。

 

 

審査をしながら、色々なことを感じたり、考えたり、

勉強になったり、楽しんだりしています。

 

 

いわゆる「歌が上手」な方がたくさんいらっしゃるので、

審査する方も甲乙つけがたい気持ちでいっぱいなんです!

 

 

 

改めて、歌を評価する上でなんだかんだで土台となるポイントは、

 

「発声」

「ピッチ」

「リズム」

 

だなと思いました。

 

 

トータルして「良い歌」と感じるかどうかというジャッジになってくると、

もっともっとたくさんの要素が絡んで来ます。

 

 

抑揚や表現はもちろん、

表情、言葉の使い方、気持ちの込め方、テクニックの使い方…などなど。

 

 

最終的には、

 

その人がどういう気持ち(心)で歌ってるか、

どんな人で、どんな生き方をしているのか、

 

そういうのが歌には一番表れると僕は思っています。

 

 

ただ、要素を全部語り出すと終わりが見えないので(笑)、

とりあえず今回はその土台となる3点について書いてみますね。

 

 

 

1.発声の良さ

発声が良いというのは、一言で言ってしまえば

 

「声にブレがない」

 

ということです。

 

よくあるのは、一つ一つの音や言葉で、

声が変にヨレたり、ゆれたり、音量差が出すぎたりしてしまうこと。

 

 

歌の上手い下手は出だしの数秒聞けばある程度判断できるんですが、

その理由は主にそこです。

 

歌い出しの数音でも、発声にブレがあると下手に聞こえてしまいます。

 

 

あと、高音や低音、抑えるところや張るところでなどで、

声がひっくり返ったり、出しにくそうだったり苦しそうだったりすると、

そういうのも「発声のコントロールができていない」と感じてしまいます。

 

欲を言えば、ある程度声量があった方がいいし、

響きが豊かな方がいいです。

 

 

ただ、それはどういう曲を歌うか、どういう表現をするか、

その人がどういうタイプの歌い手なのかにもよるので、

必ずしも声量や響きがしっかりしてなきゃいけないということではありません。

 

曲調や、自分のしたい表現の仕方に合った発声が

コントロールしてできるのがベストですね。

 

 

2.ピッチの良さ

いわゆる「音程が正確に取れているか」ということです。

ズレているよりは正確に当たっている方が上手く聞こえるのは言うまでもありません。

 

それに加えて、「声(音)をきちんとまっすぐに出せているか」もポイントになります。

 

例えば「ドーレーミー」という音階で声を出す時に、

「ドー」と出している間に声が上ずったり、下がったり、

音の入りで無駄にしゃくったり、終わりでズレてしまったり。

 

そのように一つの音の中で変に動いてしまうのも

「ピッチがずれている」ように聞こえます。

 

これは発声で言うところの「ブレ」の話にも近いです。

 

 

メロディーの動きが早くてもゆっくりでも、

一つ一つの音の高さが正確に、

かつ、きちんとまっすぐに出せていると、

バラつきがなく安定して聞こえます。

 

 

3.リズムの良さ

リズムの良し悪しというのは、言ってしまえば

 

「音を発する時に、その音が当たるべきタイミングで当たっているか」

 

ということになります。

 

そのタイミングがズレれば「リズムがズレた」ということになります。

 

 

歌においてリズムがズレる時は、

「本来のリズムよりも早くなってしまう」ということがとても多いです。

 

いわゆる「リズムが走っている」という状態です。

(逆に遅くなることを「もたっている」と言います。もちろんこちらもあり得ます。)

 

 

歌っているとどうしても、色々なことを気を付けたり考えたりしてしまいますよね。

 

そうすると気持ち的には「落ち着かない」状態になって、

リズムが走りがちになってしまいます。

 

ですので、落ち着いてバックの音にもしっかりと耳を傾けることが大事なポイントになってきます。

 

 

 

ということで、発声とピッチとリズムに関してざっくりと書いてみましたが、

総じて、

 

「安定感がある」

 

ということが、まずは基本として歌を上手に聞かせるコツです。

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