カラオケ審査の「総評」をまとめてみた

東京カラオケまつり板橋大会の審査員をしてきましたー。

毎回楽しい!

 

 

出場者の皆さんは良い歌いっぱい聴かせてくださるし、

スタッフの皆さんは気さくで優しいし、

審査員の先生方は話してて楽しいし。

 

 

ほんと、素晴らしい大会ですよ。忖度なしでそう思う。

 

 

 

そんな大会の最後に、

いつも審査員が一人ずつ総評を言うんですね。

 

 

それ、僕も個人的に聞くの楽しみなんですよ。

 

他の先生のお話がメッチャ勉強になるし、

「それそれ~!」って激しく同意なこともたくさんあるし。

 

 

ということで、今回の先生方の総評をまとめてみつつ、

それを踏まえた僕の考えも足して書いてみます。

 

 

 

【中村先生】

・マイクの使い方を勉強しましょう。

・画面の歌詞を追わずに、覚えて理解しながら歌いましょう。

 

 

僕もこのご意見を聞いて、「それー!」と思いました。

 

出場者の皆さんは本当に歌唱力が素晴らしい方ばかりなんですが、

マイクの使い方で声が聞きにくくなってしまったり、

逆にうるさくなってしまったりする方が結構いらっしゃって。

 

もったいないなー!って僕も思ってたんです。

 

 

カラオケの機械の採点では音量差があった方が加点されるようなのですが、

歌というのは本来、聴感上の音量差(ムラ)があまりない方が

聞き手としては心地よく聞けるものなんです。

 

だからマイクワークが大事なんです。

 

 

以前、僕もマイクの使い方が気になって記事に書いたことがあったので、

その時の記事のリンクも貼り付けておきます。

→「審査員をしてみて気付いたこと

 

 

それと、歌詞ですね。

 

画面の歌詞を目で追いながら歌うのと、

頭(体・心)に歌詞が入った状態で歌うのとでは、

全然仕上がりが変わってきます。

 

歌声がきちんと楽曲に乗っているかどうか、

そこに大きな違いが出るんです。

 

 

これも、以前記事で書いたことがあったので、

そのリンクも貼っておきます。

→「審査員としてどんなところを見てるか

 

 

 

【多田先生】

・曲のメインである「サビ」の聴かせ方を意識してみましょう。

・歌詞の「主人公」をイメージしましょう。

 

 

多田先生はご自身が楽曲を作られる方ということで、

作曲家や作詞家としての視点でお話されてました。

 

やはり曲の一番の聴かせどころは「サビ」ですよね。

そのサビをいかに盛り上げるかで、

曲全体のメリハリが変わってきます。

 

この大会ではワンコーラスの歌唱でしたが、

その中でいかにドラマやストーリーが作れるか、表現できるか、

そこも重要な聴かせ方のポイントですね。

 

 

そして、歌詞の内容をしっかりと理解して歌うことも重要であると。

歌は、音程やリズムが正しければ良い歌というわけではなく、

「表現」するものですからね。

 

言葉もしっかりと歌に乗せることが大事ですね。

 

歌詞には大体「主人公」がいるので、

その主人公がどんな人でどんな思いを持っているのか、

そんなことを理解しておくといいと多田先生はおっしゃってました。

 

 

以前、石川さゆりさんがテレビでおっしゃっていたんですが、

石川さんは歌う時にその詞の主人公のプロフィール(年齢や職業など)や、

生き様や人生の背景などを事細かに自分でイメージして歌うそうです。

 

そのくらいすると、歌詞の世界観がしっかりとイメージできるんでしょうね。

 

 

 

【響先生】

・個性の強いアーティストが歌う原曲をいかに「自分なりの歌い方」ができるか、

個性やオリジナリティを出していきましょう。

 

 

カラオケには、原曲がありますよね。

原曲を歌っているのは当然ながらプロのアーティストさんなので、

とても個性が強い方が多いわけです。

 

どうしても、原曲の歌声の雰囲気に引っ張られて、

そのアーティストの歌い方に似てしまったりしがちなんですよね。

 

練習の段階ではそれもいいかもしれません。

ただ、せっかく自分が歌うのであれば、

自分の個性やオリジナリティをしっかり出したいですよね!

 

 

今回の出場者の方にも、

とても歌唱力があって上手に歌えているのに、

原曲のアーティストの雰囲気に近すぎちゃって、

もったいないなー!と思う方も結構いらっしゃいました。

 

自分がどう歌いたいか、どう表現したいかなど、

自分自身が「アーティスト○○(←自分の名前)」としてどうしたいのかをしっかり考えてみると、

自分なりの表現ができていくのではないでしょうか。

 

 

個性についても以前記事に書いたことがあるので、

そのリンクを貼っておきます。

→「歌に『自分らしさ』『個性』を出すには

 

 

 

 

そして最後に、僕自身が話した総評は、

 

You、もっとやっちゃいなよ!

 

です(笑)。

 

 

なんかねー、見ていて、

 

遠慮してるのか、緊張してるのか、照れてるのか、

上手く歌おうとしすぎてるのか、他人の目を気にしすぎてるのか、

 

「出しきれてない」感じの人が結構いたんですよ。

 

 

えー、この人もっと声出るでしょー!

この人もっと感情乗るでしょー!

この人、ほんとはもっと動きたいでしょー!

 

 

みたいな。

 

良いものいっぱい持ってそうなのに、

ちゃんと出てないじゃーん!っていうね。

 

 

日本人の奥ゆかしさというかなんというか、

そんなのが歌に出ちゃってるんですよねー。

 

 

普段から言いたいこと言えてないのかな~

自分なんてダメだとか思ってるのかな~

やりすぎたら恥ずかしいとか思ってるのかな~

 

とか、そんな風に感じちゃったんですよ。

 

 

ジェットコースター乗ったり、お化け屋敷入ったりしたら、

すごい感情動くでしょ。

すごい声が出るでしょ。

すごい顔するでしょ。

 

 

そのくらいのこと、歌う時にやっちゃっていいと思うんですよ。

 

 

ただ叫べばいいってことじゃないし、

歌う時ってどこか冷静な部分も必要だったりはするんですけど、

 

 

せっかくだから自分の中にあるものを、

歌というツールを使ってガッツリ出しちゃえば?

 

って思うんです。

 

 

まぁ、そのためには普段から

 

「自分を知る」

「自分を出す」

 

ということをしておくのも、

もしかしたら歌の表現の練習になるのかもしれませんね!

 

 

 

あ、ちなみに、

写真は左から、僕、響先生、中村先生、多田先生です!

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