東京カラオケグランプリ2019

2016年8月に、東京カラオケグランプリ2016というイベントで審査員を務めさせていただきました。

たくさんの応募の中から音源審査を通過して選ばれた100組の方々が出場されました。

 

本番では、236席ある客席が埋まってしまうほどの大盛況。

この大会の人気ぶりがうかがえます。

 

 

 

僕がまず驚いたのは、出演者の皆さんのクオリティの高さ。

 

よく巷では、あまり上手ではない歌のことを

 

「カラオケレベル」

 

とか言ったりしますが、

いやいやいや、あなどるなかれ。

 

カラオケなめんなよと。

 

 

プロのアーティストを発掘するオーディションかと見まがうくらい、

 

「え…?これ…カラオケの大会…ですよね…?」

 

って感じで、ものすごい迫力でした。

 

プロのアーティストのライブさながらのパフォーマンスをする方も結構いらっしゃいました。

 

 

 

今回は一人あたり1コーラスのみということで大体1分半〜2分以内くらいの歌唱でした。

 

正直、審査をするのは1コーラスもあれば十分なんですが、

気持ちとしては本当は全員フルコーラス聴いていたい気分でした。

 

100組も審査したとは思えないくらいあっという間に終わってしまいました。

 

 

 

で、これだけたくさんの人の歌を聴いて、色々と感じたことや気付いたことがありました。

 

歌を学ばれている方にもお役立ち情報になると思いますので、色々と列挙していきます。

 

 

 

歌声の響きが良い人は、話している声からして良い響きをしている

大会では、歌う前に名前と曲名を自分で紹介してもらってました。

その時の話し声を聞いただけで、

 

「あ、この人きっと良い声で歌うな」

 

っていうのが分かるんです。

 

 

というか実際、話し声が良かった人は歌ってる声も良かったです。

 

僕自身の考えとしても、歌声と話し声はリンクする部分があると思っています。

 

歌の発声が上達すると話し声も良くなる、

普段の話し声(の響き)を意識すると歌声も良くなる、

 

といった具合に。

 

それを今日改めて再確認しました。

 

 

立ち振る舞いで歌の安定感が分かる

自己紹介の時や歌っている時の立ち振る舞いが安定している人は、

歌自体にも安定感がありました。

 

体の動きに無駄がない人は、歌にも無駄がないという印象です。

 

プロのシンガーが歌っている映像を見てみると分かると思いますが、

手や指先の動き、足元の動き、目線の動き、顔の表情など、

一挙一動がとても安定していますよね。

 

 

これも、話し声と歌声の関係のように、

「立ち振る舞い」と「歌声」というのもリンクするものだと感じました。

 

歌を学んでいる方は、プロのシンガーの動きをよく見て研究して、

それを真似てみるのも歌の上達につながるかもしれませんよ。

 

 

歌い出しがもったいない人が多い

出演者の多くに共通していた「ここもったいないなー!」と思うところ。

 

それは「歌い出し」です。

 

入りは不安な部分が多いのも分かるんですが、その不安の影響か、

 

イントロから歌に入る時にタイミングが合わない、

リズムが崩れてしまう、

音を探り探り入ってしまう、

言葉がハッキリしない、

声が極端に小さい、

ピッチや声がブレる、

 

などなど。

 

歌の入りは聴き手の印象にとても残りやすいですし、

その人の歌を一番ジャッジされる部分です。

 

しっかり自信を持って入れるように、出だしだけでも何度も練習しましょう!

 

 

マイクの使い方をもっと学んでほしい

マイクの位置が遠すぎたり角度が悪くて声が聞こえにくくなってしまっている方や、

マイクのスクリーン(頭の丸い部分)を手でつかんでしまって音がこもってしまった方など、

基本的なマイクの使い方が出来ていなくて、もったいないと思うことが多かったです。

 

また、歌にいわゆる抑揚やダイナミクスと言われるもの(メリハリ・強弱など)を使うのはとても大事なことです。

 

ただ、声を抑える部分でマイクの位置が遠すぎたり、

逆に声を張る部分なのにマイクの位置が近すぎたりすると、

曲全体を通しての音量バランスが悪くなってしまうので、

マイクと口の距離感を声の強弱に合わせて調整することも大切です。

 

 

そして特に気になったのはやはり歌い出し。

 

大体Aメロなどは声を抑えめにすることが多いと思いますが、

その時の声がマイクに乗っていなくてちゃんと聞こえなかったりするんです。

 

サビになるとしっかり聞こえて来るんですが、

出だしが何言ってるか分からない…ということが多かったです。

 

これもやはり距離感でしっかり調節してください。

 

 

 

 

他の審査員の先生方とも色々とお話しさせていただきましたが、

大体歌の評価は共通している部分が多かったです。

 

審査員によって、それぞれ目の付け所や重視する所、

個人の感性などももちろんありますが、

やはり要となる部分は共通しているんだなと思いました。

 

 

以前、「お願いランキング」に出演した時も審査員3人の意見はほぼ一致していたので、

歌を客観的に見て評価する感性や感覚というのは基本同じなんですね。

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