タバコの声や喉への影響

煙草によるノドの影響についてです。

 

歌う人にとってタバコが一概に絶対良くないかと言うと、難しいところです。

ほとんど影響が出ない人もいますし、気にならない人もいます。

 

プロの歌手の方でも、タバコを吸う方はたくさんいます。

 

 

ただ、タバコを吸うと口から吸った煙が咽頭(ノド)を通り、声帯を通って肺に行きますので、

歌を歌う時に切っても切り離せない「ノド」、「声帯」、「肺」に煙を通すことになります。

 

 

では、歌に関する部分での、考えられるタバコの影響を挙げたいと思います。

 

・乾燥した空気がノドを通るので、ノドを乾かしやすい。

・煙でノドが痛む。

・熱で声帯がいたむ。

・声帯にヤニが付く。

・タンが出やすくなる。

・肺への影響で、呼吸量が少なくなる。

 

こういった影響が考えられます。

 

 

それによって声帯がいたんで声質が変わったり、声が枯れやすくなったり、特に高音や裏声が出にくくなったりする場合があります。

 

ただし、個人差がありますので、タバコを吸う=必ずそういう状況になってしまうというわけではありません。

 

 

言えるのは、

 

「影響が出る可能性はある」

 

ということは、

 

「悪影響を与える可能性はゼロではない」

 

ということです。

 

逆に言えば、人によってはひどく悪影響が出てしまう場合もあるわけです。

 

 

 

また、タバコに含まれるタールが喉や気管などを刺激して、声帯に炎症を起こしたりするようです。

 

以前、喫煙者(おそらくヘビースモーカー)の方の声帯の動画を見たことがありますが、声帯がむくんでブヨブヨに腫れあがってしまっているので、声帯がうまく閉じずに声がガラガラにかすれてしまっていました。

 

いずれにせよ、声(ノド)へのリスクの一つであることは間違いないです。

 

 

「気にならない」、「影響がない」という方は吸っても問題ないかもしれませんが、「実際に悪影響がある」、「少しでもリスクはなくしたい」、「声(ノド)にとって少しでも悪いことはしたくない」という方は吸わない方がいいでしょう。

 

ちなみに、僕は吸いません。

 

 

 

「お酒の声や喉への影響」についてはこちら

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