英語が言語として歌いやすいメリットが実はあるんです。
そのポイントは、
・Liaison(音の連結)
・Elision(音の脱落)
・Assimilation(音の同化)
です!
歌は、音楽的に考えるとフレーズをなめらかにつなげたり安定させて歌うときれいに聞こえます。
英語の発音は、単語と単語をつなげることが出来るので、それがしやすいんですね。
音の連結
例えば音の連結で言うと、野球でよく出てくる「one out」(ワン・アウト)、
これを「ワンナウト」と読みますよね。
「ン」の音と「ア」の音がくっついて「ナ」になるんです。
ワンアウトというより言いやすいと思います。
音の脱落
音の脱落で言うと、「Good night」などがそうです。
本来は「グッド・ナイト」となりますが、英語では「グッナイト」のように、
続けて読んだ時に「d」の音が弱くなったり発音されない場合があります。
そうするとスムーズに読めますよね。
音の同化
そして音の同化は、「I need you」を「アイニーヂュー」って読みますよね。これがそうです。
本来は「アイ・ニード・ユー」ですが、needの「d」と「you」が同化することで発音が変わり、「ヂュー」となります。
(あまり「デュー」とはなりません。)
また、アメリカ英語の発音だと「t」の音を弱く発音することがあるので、
例えば「little」(リトル)を「リロ」のように読むことが出来ます。
なので、「Just a little」(ジャスト・ア・リトル)を「ジャスタリロ」のように読めます。
このように、英語は単語と単語をくっつけて読むことが出来るので、言葉が切れ切れにならずになめらかに言うことができ、
歌う時にもフレーズがスムーズになりやすいです。
また、英語にはリズムがあるので、しゃべっているだけでもとても音楽的な要素があります。
総じて、息をしっかり「腹式」で使う、ノドをあけるなどの「共鳴」で声を響かせる、フレージングがなめらかになる、
などを考えると英語の曲は歌に向いてると言えます!
ただし、適当に歌ってたら全く意味がありません。
その英語の特徴をきちんと理解して使えるようにすると、歌う時にも生きてくると思います。
英語の発音を勉強すると、歌にも相乗効果が出てくるかもしれませんね!