のど(声)の調子に影響するもの

普段歌うことや声を使うことが多い方は、

声を出している時に、日によって

 

「今日はなんだかノドの調子が良くないなぁ~」

 

と感じることってあると思うんです。

 

 

体調が悪いわけではないのになぜか声が出にくかったり、

調子のいい時だったら全く困らないようなことが、

調子が悪いとうまくできなくなってしまったり。

 

 

この「調子」ってなんなんだ!と思いません?

 

 

僕、色々研究したんです。

 

 

食べ物、飲み物、食べてからの時間、

睡眠時間、起きてからの時間、

体温を上げる、血流をよくする…などなど。

 

 

もちろん、そういうのが影響が出ることもあるんです。

 

 

ただ、不思議なもので、

それもその時によったりするんですよね。

 

 

 

例えば、

 

僕はチョコレート食べた直後に歌いにくくなったことがあったので、

歌う前にチョコレートを食べるのは良くないんだと思ってたのに、

食べても影響なく歌える時があったり。

 

 

寝不足は喉に良くないと聞いていたのに、

全然睡眠時間が取れなかった日に(なんならオール明けなのに)、

ノドの調子だけは良くてメチャクチャ歌いやすかったり。

 

 

かと思えば、逆に、

 

食べ物も飲み物もちゃんと気を付けて、

睡眠時間もバッチリ、起きてからもしっかり時間がたってる、

ストレッチやウォーミングアップも声出しもしっかりやった、

 

…なのに歌ってみたら調子が悪い。

 

そんなこともありました。

 

 

 

生徒さんからもよく、

 

「歌う時に毎回ノドの調子を良くするにはどうしたらいいんですかね?」

 

って聞かれるんですけど、

 

僕がさんざん勉強し、研究し、

色んな経験や人体実験(自分で)を繰り返し、

 

たどり着いた答えは・・・

 

 

 

わからん!

 

 

です(笑)。

 

 

 

だって分かんないんだもん。

統計が取れないんだもん。

 

 

食べ物や飲み物で何が良いとか悪いとか、

睡眠時間がどのくらいが良いとか悪いとか、

歌う前にこういうことをした方が良いとかしない方が良いとか、

タバコやお酒の影響があるとかないとか、

 

そういうの全部、

人によって違いすぎるし、

日によって違いすぎるんです。

 

 

だから、「どうしたら良くなるか」は分からんのです。

 

 

ただ、「どうしたら悪くなるか」はある程度分かるんです。

 

 

ってことは、

「自分にとって良くない状況を避けること」

が良い状態に近づける一番の方法なんですよね。

 

 

「自分はこれをすると歌いにくくなる」っていうのが

ご自身で明らかに分かってる場合は、

単純にそれを避ければいいわけです。

 

それが分からない人は、色々やってみて検証するしかないんです。

だからそれをテメェで知れよって話なんです。

(これに関しては、以前「喉のケアを実体験で語る」という記事でも書きました。)

 

 

 

まぁ、さすがに「分からん」「テメェで知れ」では終わらせられませんので、

ちゃんと書きますけど(笑)。

 

 

声の調子を明らかに悪くするものがあるんですよ。

 

 

これは、自分自身の人体実験で出た結果でもあるし、

色んな人の話を聞いての統計でもあるので、

割とどなたにもあてはまりやすいことだと思います。

 

 

それは、

 

「自分の気持ち(心)が落ち着いていない時」

 

です。

 

 

心がざわついてしまっている状態が、

一番声に影響が出るんです。

 

 

そんな、「心をざわつかせる3つの感情」をご紹介します。

 

 

 

まず、「焦り」。

これはとても大きな影響が出ます。

 

例えば、歌う現場(会場、スタジオ等)に行く時に、

約束の時間に遅れそうでメチャクチャ焦ってる状態とか。

 

タイムスケジュール的にうまく進行してなくて、

時間がすごく気になってしまっている状態とか。

 

焦ったり時間を気にしてる状態でいる時間が長ければ長いほど、

落ち着くまでに時間がかかります。

だから声にも影響が出ます。

 

 

 

あと、「怒り」。

 

何か自分が納得できないことがあってイライラしてたり、

誰かの言動にムカついたり。

 

心が怒りに震えた状態になっていると、

感情のコントロールができないので、

当然ながら声のコントロールもききにくくなります。

 

 

 

そして、「不安」。

 

何かずっと気がかりなことがあって、それが拭い去れてない状態とか、

解決できていない問題がずっと頭に残ってしまっていたりとか。

 

そういう状態が続くと、不安は「緊張」に変わります。

極度に緊張すると、声が震えたりしますし、歌いにくいですよね。

 

 

 

以上のように、

 

「焦り」「怒り」「不安」

 

という感情があると、心がざわついて落ち着いていないので

声に影響が出ます。

 

そうすると「ノドの調子が悪い」「声が出しにくい」「歌いにくい」

と感じることが多くなると思います。

 

 

結論。

「ノドの調子を絶好調にするにはどうするか」は分かりません。

 

ただ、「悪い状態になる」ことは分かるので、それをしなければいい。

 

その「悪い状態になる」の一番影響力がすげーのが、

「焦り」「怒り」「不安」の感情

ってことです。

 

 

だから、歌う時や声を使う時は、

そういう感情を持たないようにゆとりを持ってね。

 

 

 

まぁ、声うんぬんの前に、

そんな心の状態ではそもそも良いパフォーマンスはしにくいですけどね。

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