まず英語の曲を歌うと声の響きが良くなるかどうかですが、
結論としては「英語の曲を歌うと腹式呼吸になる?」の記事でも書いたように、
英語として正しい発音で歌えていれば必然的にそうなると思います。
というのも、英語はそもそも発音する音によって、とても「共鳴腔」を使って声を響かせています。
共鳴腔には、ノド(喉頭・咽頭)、口(口腔)、鼻(鼻腔)があります。
よく歌でも、「ノドをあける」、「口を縦にあける」、「鼻腔共鳴を意識する」などと、声を響かせるための動きをします。
英語という言語には、普通にしゃべる時の発音でもこれらの動きが多く見受けられます。
それに対して日本語は、英語に比べると口をあまり動かさなくてもしゃべれる言語だと言われています。
なので、英語の発音を意識して息もしっかり使えていれば声は響きやすくなります。
それを意識して英語の歌を歌えば、声の響きも良くなるでしょう。
「外国人はみんな歌が上手い?」の記事で書きましたが、やはりもちろんみんなが歌が上手いわけではありません。
ただ、あまり上手じゃない人でも、声だけはやたら響いていたりしっかりしているイメージはあります。
ということで、英語の発音には歌でも必要な響きや息の使い方が含まれているので、
「声」や「発声」という点においては「英語の曲は歌の練習に向いてる」と言えるでしょう。