傷つくのは自分がそう思ってるから

昔、僕の母が、

「悪口を言われて怒るのは、自分がそう思ってるからよ」

とよく言ってました。

 

小さい頃はその因果関係が分からなかったので、

なんとなくそういうもんなんだな~くらいに思ってました。

 

 

で、先日マツコさんが出ている番組を見ていたら、

まさにこれだ!と思えるシチュエーションがあったんです。

 

 

マツコさんが、オシャレなオフィスに立ち寄ったところ、

若い人たちがたくさん働いてたんですね。

まさに「今風」で「最前線」といった雰囲気。

 

そこでマツコさんが、

「パートのおばちゃんみたいな人もいっぱいいるわよ」

とちょっと皮肉を言ったら、女性スタッフの中の数人から、

「ひどーい!」

という声がチラホラ。

 

 

そしたらマツコさん、

「ひどーい!って言った人は自覚があるってことだからね。

私、誰とは一言も言ってないからね。」

と、さすがの返し。

 

 

 

これなんです。

まさにこういうことなんです。

 

 

本人に自覚があると、他人から言われたことに反応するんですよ。

 

自分で全くそう思っていないことは、

他人から言われたところで響きません。

 

 

この時の例で言えば、その場にいた男性社員は誰一人

「自分に言われたようでショック…」なんて思わないわけです。

当然ながら、「パートのおばちゃん」という状態に該当しないから。

 

 

それは性別が違うので極端な話かもしれませんが、

要は、どうあれ「該当しない」と思ってれば反応しないわけです。

 

 

だから、女性社員で、

 

「もう年取ってだいぶ老けてきたし…」

「自分はこんなオシャレなオフィスにはそぐわないんじゃないか…」

「社員としての貫禄がないんじゃないか…」

 

みたいに自分で思ってる人だとしたら、

この「パートのおばちゃん」というワードに反応するんじゃないでしょうか。

 

 

逆に、自分ではそんな風に全く思ってない人だとしたら、

いちいち反応しないですよね。

 

 

 

だから、人から言われたことで傷つきやすい人とか、

気にしすぎる性格だと思っている人っていうのは、

それだけ自分を虐げている部分が多いということ。

 

そこを他人から改めて突かれると、くらっちゃうんです。

 

 

 

それと、他人が言っていることに重きを置きすぎている場合もそう。

 

他人の意見や感想って、あくまでもその人の一個人のものであって、

それが一般大衆の意見だとは限らないし、

そこに自分の価値観を合わせる必要も引っ張られる必要もないわけ。

 

普段から他人の意見(他人軸)で動いていることが多いと、

他人の意見で自分の心が振り回されます。

 

 

 

じゃあ、傷つかないようにするためにはどうしたらいいか、

もう分かりますよね。

 

 

自分を虐げている → 自分をかわいがる

他人の意見(他人軸)で動く → 自分の意思(自分軸)で動く

 

ってことです。

 

 

世間的にどうとか、誰かと比較してどうとか、

そういうのどうでもいいから、

とにかく自分をちゃんとかわいがること。

「自分かわいい」「自分すげー」ってすること。

 

自分基準でいいから。

 

 

普段から、誰かが言ったことや一般論に振り回されず、

あくまで「自分がどうしたいか」を大事にすること。

できるだけ、「自分がそうしたい」で動くこと。

 

 

そしたら傷つきにくくなるから。

他人の評価が気にならなくなってくるから。

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