「初ボイトレと音楽活動編」に続き、カナダ留学中の話。
行先はトロントです。
真冬に行ったのでハンパない寒さを経験しました。
余裕でマイナス10度とか20度とか行っちゃう世界。
僕が到着した日はちょうど0度くらいだったんだけど、現地の人に「今日は暖かい日だよ!」と言われてどうしようかと思ったw
数ヶ月分のホームステイ先と語学学校はあらかじめ日本で手配してから行きました。
ホームステイ先は少し寮のような感じになっている家で、僕以外にも学生が何人か泊まっていました。
そこにステイしていたほとんどが日本人だったので、最初は「これじゃ英語の勉強にならない…」と思って少しガッカリしたんですが、
みんなと仲良くなっちゃったのでなんだかんだで楽しんじゃってましたw
家の中では基本的に日本語禁止。
一応他の国の人もいるし、ステイ先の家族はカナダ人なので英語だけで話なさいっていうルールでした。
・・って言っても日本人だけの時は日本語になっちゃうよねw
映画や音楽が好きな家庭だったので、たまに家の中でカラオケ大会してました。
僕がバラードをしっとり歌おうとした「もっと声張って歌え!」って言われたのを覚えてますw
語学学校はとにかくひたすら英語の勉強。
選択できるクラスは、僕は出来るだけ英語の発音を良くしたかったので「Pronunciation(発音)」クラスを取るようにしたり、
音楽を使って勉強するようなクラスを選んでました。
ちなみにカナダで流行っている音楽はアメリカと似てますが、当然ながらアメリカと比べてカナダ人びいきです。
セリーヌディオンとかアブリルラビーンとか。
その他にも日本じゃ名前も聞いたことないようなカナダ人アーティストが現地では超有名!みたいなのもいっぱいいました。
英語学校の授業の中でゲームをやった時に、「負けた人は罰ゲームで何か一発芸をやれ」ってことになって、まんまと僕負けたんですよね。。
なので、アカペラでAmazing Graceを歌いました。
人前で歌うことに慣れてたので、意外とそれほど緊張もせずw
むしろ歌う機会が与えられることに喜んでた気がします。
そして、当時同じクラスだった友人が、今でも僕が歌った時のことを覚えててくれたりしてビックリしました!
ボイトレはもともと現地で直接探そうと思っていたので、街中の掲示板や雑誌、フリーペーパーなどを見ながら探しました。
で、目星を付けて電話して、体験レッスン受けさせてもらって・・っていう感じで見つけました。
昼間は語学学校に行きつつ、夜にボイトレに通ってました。
同じホームステイ先のハウスメイトにジャズを歌っている日本人女性がいたので、声をかけて一緒に同じところに通うことに。
僕は週1回の個人レッスンと、週1〜2回のグループレッスン。
個人レッスンでは基本的なブレスや発声と、体の使い方や表現などをやりました。
それと、僕は特に英語の発音をしっかり訓練してもらいました。
歌ってる途中で発音がおかしいところが少しでもあると止められて、そこをちゃんと発音出来ないと先に進めないっていう。
歌っては止められて直されて、また最初から歌って・・の繰り返しでした。
グループレッスンでは、みんなの前で一人ずつ歌っていくスタイル。
グループレッスンのテーマは基本的に「Confidence(自信)」でした。
人前で歌うということをいかに自然にパフォーマンスするか。
最初にまずステージの上で1曲歌って、その後に先生から出される課題をやりながらまた同じ曲を歌います。
目線や体の動きなど色んなテーマの課題が与えられて歌うんですが、それをやっていると不思議と歌声が変わったりします。
中には結構恥ずかしい課題もあったりしましたがw
課題には他の生徒たちも一緒に参加するので、みんなでレッスンを作り上げて行く感じでした。
ステージで歌っている時に、「あれ?歌詞なんだっけ?」と思ってふと上を見上げると、
ちょうどその目線の先くらいに「歌詞はここにはないよ!」と英語で書かれている張り紙があったりw
どちらのレッスンも、海外ならではのトレーニングだったと思います。
スクールが主催するショーケースライブにも出演させてもらいました。
その時に歌った音源があるので、ここで公開しちゃいます!
歌を初めて間もない20代前半の頃の歌声、お恥ずかしいですが・・w
グループレッスンに来ていた日系カナダ人の方と仲良くなって、色々と良くしていただきました。
ご自宅でカラオケしたり、カラオケバーのようなところに一緒に連れてってもらったり。
海外のカラオケは日本のように部屋ごとに区切られているボックススタイルはあまり主流ではなく、
基本的にバースタイルのところが多いので知らない人たちの前で歌う感じになります。
それもいい度胸試しになりますw
でもカナダにはコリアタウンのような所に行くと、日本にあるようなタイプのカラオケボックスもあったので、友人たちとよく行ってました。
語学学校とボイトレスクールはそれぞれ同じくらいの時期に卒業して、それと同時にホームステイの家も出ました。
自分で住むところを探して、シェアハウスで部屋を借りて一人暮らしを始めました。
その頃からは特に学校などに通ってなかったので、完全にフリー状態です。
勉強は自分でするしかないので、図書館に行って勉強したり、Language Exchangeで英語を学んだりしてました。
Language Exchangeは「言語交換」と言って、日本語を学びたい人に日本語を教える代わりに、こちらが英語を教えてもらうというものです。
パートナーを見つけてカフェなどでお互いに個人教師みたいになって、お互いに無料で教え合うのが主流です。
あと、時間を見つけてはあちこちのライブハウスやライブバーに行ってみたり、カナダの他の地域を旅してみたりしました。
海外ではバーに行くと生演奏しているところがちょいちょいあるので、そういう所に入っては音楽に触れてみたりしてました。
ジャズバーやアイリッシュパブなど、音楽やってそうなところにはとりあえず入ってみたりしました。
あと、ふと立ち寄ってみた教会でも礼拝の時にバンドで生演奏をしていたので、それが楽しくてよく通ってました。
行く先々で色々な人々との出会いがあって、その都度たくさんお世話になってました。
そして今でもありがたいことに連絡を取り合ったり、時には会ったりしています。
そんなこんなでカナダでも色んな人や色んな音楽に触れて帰ってきました。
帰国後は音楽活動再開。
音楽の仕事も本格的に始まって行きます。
「帰国後の音楽活動編」へ続く!