チェストボイスで高音を張り上げるにしても(こういうのを「ベルト」もしくは「べルティング」と言います)、ミックスボイスで出すにしても、
高音を出す時に意識したい姿勢があります。
それは、
「重心を下げること」
です。
上半身が力んでしまっては高音は出しにくくなるし、出ても長く続きにくいです。
上半身はあくまでもリラックスした状態で、丹田(下腹部)に支えをしっかり作って、
下半身はドッシリと構えます。
そしてさらに、ちょっと少し後ろに引くような感じにすると良いでしょう。
高音というとどうしても前に前に、上に上に押し上げようとしてしまいがちですが、逆です。
このせいでアゴが突き出てしまったり、上向きになってしまうのもよくありません。
重心の意識は、
「後ろに、下に」
です。
この姿勢を象徴するかのように歌うのが、セリーヌ・ディオンさんです。
YouTubeなどで、彼女のライブ映像を見てみてください。
特に高音をロングトーンで出す時など、かなり重心が下にある感じが見て分かると思います。
世界の歌姫もやってるんですからねぇ〜!