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腹式呼吸の特性


「〜〜を出来るようにするには腹式呼吸を・・」

ってよく聞きますよね。

高音発声とか、声量アップとか、ビブラートとか、いろいろと。


結論から言えばその通りではあるんですよ。

歌は基本的に腹式呼吸がベースになってくるものばかりなので。


ただ、ちょっと間違えないでいただきたいのは、


「腹式呼吸は万能薬ではない」


ということです。

例えば、


「腹式呼吸ができれば自然と声量がアップする」


ではないんです。

(まぁ、ごくまれにそれだけでアップする場合もありますが。)


腹式をするのは、あくまで歌の基礎中の基礎という話です。

それをどう使うかで、高音やら声量やらビブラートやらが出来ていくわけです。

逆に言えば、腹式が出来たってその特性を生かした使い方が出来なければなんの意味もありません。

そもそもなぜ腹式が必要なのか、どういう特性があって歌でどう使えばいいのか、まずはきちんと把握しましょう!


腹式呼吸は、声をコントロールする上で便利だから使います。

じゃあ、腹式呼吸すると何がいいのか。

ざっくりポイントを挙げると・・・


・息のコントロールがしやすい、多めに入りやすい

・上半身に力が入りにくい

・声の響きの妨げになりにくい(共鳴しやすい)



大きくわけてこんな感じです。


なぜ「しやすい」とか「にくい」みたいな言い方をしているかというと、しつこいようですが、

「腹式をすれば必ずそうなる」

というわけではないからです。

腹式が出来たからと言って、その特性やメリットを活かせなければ何も意味がないと思っています。


2010/9/11

ワイドボイス
ボイストレーナー 吉田研吾


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