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クセの改善方法


自分のクセを知るためには、まず「客観的」な視点が必要です。

なので、録音してじっくり聴いてみることが第一。

それと、知識のある人に歌を聴いてもらって指摘してもらうのも一つです。


自覚する方法としては、

「一度、全て一定で歌ってみる」

を試してみてください。

楽器の練習では割とどんな楽器でも、よく「安定させる」とか「粒をそろえる」といったような練習法をします。

音量差が出てしまわないように一定にしたり、音が揺れたり変につながってしまったりしないようにきっちり出したり・・・という感じです。

それを歌でもやってみるんです。


「全て一定」というのは、


・しゃくりやビブラートなどが一切入らないように、音符を的確にとらえてまっすぐに声を出す。

・音量差を出さずに、どのフレーズもどの音も、1曲通して全て音量を一定にする。

・息が漏れたり、逆に硬い音になったりなどの音色の変化をつけずに、全て同じ音色にする。

・母音や子音など、言葉によって音量や音色が変わらないようにする。(滑舌にも気をつけて。)

・リズムを突っ込んだりタメたりせずに、きっちりとメロディーのリズムを守る。



以上をひたすら心がけて歌ってみてください。

この時は、感情や表現などは一切不要です。

この時ばかりはつまらない歌になってしまってもいいので、単純に「練習曲」だと思ってやってみてください。

これを意識してやってみた時に、そうしようと思ってもなかなかできないところが自分のクセであり、もしくは弱点な部分です。

要するにそれが、「やろうと思ってやってること」ではなく、「意図せずなってしまっていること」なので。


J-POPなどの既存の曲は、もともとの歌い手さんの歌い回しや特徴などの印象があって影響されやすいのでちょっと難しいかもしれません。

その場合は、「童謡」などを練習曲として歌ってみるといいでしょう。

「キラキラ星」とか、「犬のおまわりさん」とか、「ふるさと」などなど。

(意外と難しいのが、「カステラ一番」の文明堂のCM曲!w)


この辺の曲を「全て一定」で歌うのって、シンプルでいてとても難しいですよ!

キーやテンポなどは自分のやりやすいところで良いと思います。ただし、「確実に」を心がけてください。

ゆっくりなテンポから着実にやるといいでしょう。


これがちゃんとできるようになると、最終的に自由に歌った時にも、歌に安定感が出てくると思いますよ!


2011/1/30

ワイドボイス
ボイストレーナー 吉田研吾


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