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失敗しても大丈夫


よく、学ぶ場において、

「知らないことは(分からないことは)恥ずかしいことじゃないよ!」とか、「失敗するのは恥ずかしいことじゃないよ!」と言うのを聞きますよね。

そう言われても、実際に知らなかったり失敗したりする当事者にとっては恥ずかしいものです。

僕自身も、そういうのを恥ずかしいと感じてしまうこともあります。


でも、その「恥ずかしいことじゃない」の本当の意味が分かってきた気がするんです。

ただ、社会人としてや大人として(もしくは仕事としてやる上で)、知っておくべきことや出来ておくべきこと等の場合はそれが本当に恥ずかしいこと・恥ずべきことな場合もあると思ってるので、ここではそういうのは除きますw


自分も普段教える仕事をさせていただいていて、生徒さんから、「分からないことだらけなんで・・」とか、「下手くそです・・」とか、「上手く出来ないです・・」とか、「たぶん生徒の中で自分が一番落ちこぼれだと思います」と言われたりします。

おそらく、「こいつダメダメじゃん!」と思われたりするのが恥ずかしいのかなと思います。


でも僕からしてみたら、レッスンを受けるという時点で自分が知らないことや出来ないことを学びたいという意識が少なくともあってのことなので、何も恥ずかしいことじゃないし、むしろそれって素晴らしいことだと思います。

上達意欲や向上心があると言えるからです。

知らなかったことを知りたい、出来なかったことを出来るようになりたいと思ってるからこそですよね。


もっと言えば、それを自分で把握出来ているのはすごいことです。

自分はこれを知らない、これが出来ない、そう気付けるのはすごいことです。

自分に何が足りていないかが分かっていて、それをちゃんと表に出せる(要は上達したいというのを伝えられる)、なおかつそれに対して素直かつ謙虚でいられる人なわけです。


逆に考えてみましょう。

こういう人って見ててどう見えますか?


・知ったかぶってる人

知ったかぶってると見えてる時点で、その人がよく知らないんだなというのが傍から見え見えということです。すぐにボロが出ますし、逆に大した知識もなく分かってないということを露呈してるわけです。

・自分は出来てるというアピールをしたり、虚勢を張る人

「アピール」してる時点で苦しいです。要するに出来てない事実や認められていないことを隠そうとしているだけです。これもすぐ見透かされますので、「はいはい、分かった分かった」という目で見られてしまいます。「自分で言ってる割に大したことなくない?」とも見られます。

・学ぼうとしない人

知らない、出来ないと分かっていながら何もしようとしない、結局出来ずじまいで結果が伴わない。行動力や向上心がないと見られてしまいます。



どうでしょう?

自分が知らないことや出来ないこと(失敗)を認められない、もしくは自分でそれに気付けていないということです。

こう見てみると、こっちの方がよっぽど恥ずかしいですよね。単なる臆病者です。


また、上達するスピードは人それぞれです。

スピードだけじゃなく、どれくらいのプライオリティを持っているか、どういうペースやスタンスでやりたいか、そういうのも人それぞれです。

能力や素質だけの問題ではないので、時間がかかる(時間をかける)ことも全く恥じることではないと思います。


なので僕は、「どうしてこんなことも出来ないの?!」と怒ったりはしませんし、知らなかったことを責めることもしません。

生徒さんが出来ないのは教える側の責任でもあるからです。

どうしたら出来るようになってもらえるか、どうしたら覚えてもらえるかを考えます。

なのでむしろ、分からないことや出来ないこと、知りたいこと等はドンドン言ってほしいと思ってます。


ということで、学ぼうという姿勢がある上で「知らない」、「出来ない」は全く恥ずかしいことではないので、「知りたい」、「出来るようになりたい」という素晴らしい気持ちだと思って前向きにいきましょう!


2012/2/2

ワイドボイス
ボイストレーナー 吉田研吾


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