腹式呼吸をした時に、どこに空気が入るのかご存じですか?
(まぁ、知らなくても歌えるんですけど、せっかく歌に興味がある方なら知っておいてくださいw)
お腹が膨らむので、単純に「お腹」という方、多くいらっしゃいます。
「胃」とか「腸」とかおっしゃる方もいらっしゃいます。
ちょっと待って!
胃腸に空気入ったら怖いですよね!(笑)
人間は肺呼吸の生き物なので、当然空気は肺に入っています。
では胸式呼吸との違いは?
簡単にお話すると、
肋骨を広げて肺の上の方に空気を入れる呼吸法が胸式呼吸
肺の下にある横隔膜を下げることで肺の下の方に空気を入れる呼吸法が腹式呼吸
というわけです。
横隔膜が下がるために、その下にある臓器が押されて外側に出るのでお腹が(正確には腰や背中のあたりも)膨らみます。
そのため、横隔膜呼吸とも言います。
ちなみに、「横隔膜」はドーム型をした筋肉の膜なので、横隔膜自体に空気が入ることもありません。
腹式呼吸は、見た目で見えて膨らんだ場所に空気が入っているわけではなく、あくまでもそう”見える”から「腹式」と言われています。
たまに、
「まだちょっと肺で息吸っちゃうんです〜」
と言うのを聞くことがありますが・・・気をつけましょうねw