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人からのアドバイスの受け止め方


人前で歌ったり音楽活動をしたりしていると、

いろんな人からのアドバイスを受けることがありますよね。

「そんなんじゃダメだ」

「もっとこうした方がいいよ」

とか。


ありがたいものもあれば、大きなお世話だなと感じるものもあったり(笑)。

アドバイスというのは、極端に言ってしまえば今自分がやっていることを否定されるっていうことなんです。

だから傷ついたり、イラっとしたり、素直に受け入れるのが難しかったりすることもありますよね。


人によって違うことを言ってきたりもするから、全部を受け入れることもできないし、

かといって全く聞き入れないのも自分にとってプラスにならなそうだし・・・。


僕自身も、他人からのアドバイスに悩まされることもあれば、助けられたこともありました。


そんな感じで、アドバイスって自分の中でどう落とし込めばいいか迷うこともあると思います。

そこで、僕なりのアドバイスの処理の仕方を考えてみました。



まずズバっと言っちゃいますが、


【他人からのアドバイスの大半は聞かなくていい】


です。


その理由を書いていきます。



理由その1: アドバイスをしたがる人は「自分に自信がない人」


頼んでもいないのにやたらと人にアドバイスをしたり、

人のことをジャッジしたがる人っていますよね。

その根底にあるもの(心理)は「自信のなさ」なんです。

自分に自信がないから、人にアドバイスをすることで

「自分には知識や経験があるんだ」、「自分はこの人より上だ」

って優位性を感じて、自分の劣等感を解消したいんです。


よく「あなたのことを思って」、「あなたのために」とか言ったりしますが、

それは劣等感の解消だということを見せないための聞こえのいい建前、

もしくは「自分は人の役に立ってる」という実感を得たい承認欲求の表れです。

自分に自信がない人ほど、

自分は役に立たない、

劣っている、

価値がないと思ってしまいがちで、

自分を認められないんです。

だから人にアドバイスをするということが、自己肯定のツールになってしまっているんですよね。


本当に他人のことを思っている人というのは、

相手に対する「尊重」があります。

だから、一方的に自分の意見を押し付けるのではなく、

まずは相手のことをちゃんと知ろうとするはずなんです。

そのために相手の話を聞こうとするはずなんです。

そうしないと本当にその人に必要なことは提示できませんからね。


その人が何を求めていて、何を必要としていて、

どういうタイミングでどう言えば一番伝わるか、理解してもらえるか。

その上で、

自分の意見にはきちんと根拠があるものなのか、

否定するだけではなく適切な具体案が出せるのか、

本当にその人が望んでいることのためになるのか、

そういうのをちゃんと考えてくれるはずなんです。

それが本当に「相手のことを思う」ということであり、

いわゆる「愛のあるアドバイス」ということになります。

いいアドバイスかそうでないかを見分ける時にもこのポイントが役立つと思います。


もし誰かに意見やアドバイスをもらいたいと思ったら、

自分のことをよく理解してくれている人、

よく見てくれている人、

きちんと自分の話を聞いてくれる人、

自分が心から信頼している人、尊敬している人

に求めるといいと思います。



理由その2: 人の意見はあくまでその人の「一意見」でしかない


人はそれぞれ、自分の考え方や意見や好みがあります。

それは一人一人、全く違うものです。

ある人が「黒」と言っていたことを、別の人は「白」ということもあります。


よく言われるパターンとしては、

「そんなんじゃ成功しないよ。もっとこうした方がいいよ」

みたいなのが多いんじゃないかと思います。

それが実際に成功して結果を残している人だったり、

その業界で仕事をしている人から言われたら確かに説得力ありますよね。


でも、例えそういう人の意見だったとしても、

それもその人の「一意見」なんです。

あくまでも、その人が経験したり、感じたり、見てきたものを、

その人なりに解釈してできた思考から生まれた意見。

同じ立場の人でも別の人は別のことを言うこともあるかもしれない。

もしくは、今まではそれが常識だとされて多くの人がそう思っていたことが、

覆ってしまうことだってあるかもしれない。


そもそもその人とあなたは別の人間。

同じことが当てはまるとも限らないし、

同じことをして成功するとも言い切れないわけです。

もちろん、それがあなたにとって有効的な場合もあると思います。

でも、"あなたが"どうすれば成功するかっていう絶対的なものは、

誰にも分からないし、誰も正解を持ってないんです。



理由その3: 正解を持っているのは自分


やたらといろんなアドバイスを受けると、戸惑ってしまったりしますよね。

人から「こうした方がいいよ」と言われても何か腑に落ちなかったり。

結局のところ、自分にとっての正解を持っているのは自分しかいないんです。

逆に言えば、他人はあなたの正解を持っていないんです。

あなたが「どうあるべき」かは、あなたにしか決められないんです。

だから一番大切なのは、しっかり自分の頭で考えること。

そして、自分の意見や自分のやりたいことを持つことです。


他人の意見を聞きすぎると、比較をしすぎてしまって自分がブレます。

自分の思っていたことと違ったりすると、不安になったり戸惑ったりします。

また、他人の意見をただ聞いて「そういうものか」と鵜呑みにするだけでは、

自分の中で落とし込めないし、納得も出来ないし、身に付かないので、

そもそもあまり意味がないです。

「どうしたらいいか」ではなく、「どうしたいか」を優先してみてください。


自分にとっての正解は、

自分が「楽しい」と思うこと、

魅力を感じること、

やってみたいと思うこと、

ウキウキ・ワクワクすること、

それでいいと思います。

そうすると自分を信じられるので自信も持てるようになってきます。

自信が持てると余裕が出てくるので、

本当に他人の意見が必要な時にも冷静に受け止められます。




・・と、色々と書いてみましたが、

言ってしまえばこれも僕の一意見です。

ここに書いたアドバイスを受けるか受けないかは、あなた次第です(笑)。


2016/6/19

ワイドボイス
ボイストレーナー 吉田研吾


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