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歌う時にやってはいけないこと


普段僕は基本的に

「歌は自由だから正解不正解はないんですよ〜」

って言っているので、

あれしちゃダメこれしちゃダメってほとんど言わないんですが、

今回はちょっと強烈なタイトルにしてみました(笑)。


要するにですね、

歌う時に「うまくいかなくなりやすい意識」っていうのがあるんです。



それは、



「うまく歌わなきゃ」

「失敗したらどうしよう」




と考えることなんです。


当然みなさん、うまく歌いたいし、失敗したくないですよね。


でも、

「うまくやらなきゃ」、「失敗しないようにしなきゃ」と思えば思うほど、

むしろ体は

うまくいかない方に

失敗しやすい方に

動いてしまいやすくなるんですよ。



なぜなら、その気持ちの根底にあるのは、


「下手だと思われたくない」

「下手だと思われたら自分の価値(評価)が下がってしまう」

「ダメなやつだと思われてしまう」


というマイナス思考であり、恐怖心や危機感なんです。

その感情に「支配されている」状態なんです。


そうすると、自分の意識は


「下手な自分」

「失敗する自分」

「ダメな自分」


にフォーカスされちゃってることになるんです。


人って、自分が意識やイメージしているように体が動くように出来ています。

だから、そこにフォーカスされている以上、そういう方向に動いてしまいます。


また、そういうマイナスな感情に支配されて動かされちゃってるわけだから、

当然ながら動きもぎこちなくなっちゃいますし、

余計な緊張を生んでしまいます。

(緊張の原因に関しては、別の記事にも書いたのでそちらを参照してください。)


そうなってしまっては自分の思うようにうまくは動かないですよね。



だから、



思うように声が出なくなってしまったり、

声が震えてしまったり、

声がひっくり返ってしまったり、

音程やリズムが狂ったり、

変に力んでしまったり、

歌詞が飛んでしまったり、

普段しないような失敗をしてしまったり、

普段出来ていることが出来なくなってしまったり、



・・・ということが起こってしまいやすくなるんです。


そんなことになりたくないですよね。

だったらそんな余計なこと考えない方がいいよねっていう話。



あ、もちろん、

何かポイントを気を付けながら歌うとか、

何か意識しながら歌うとか、

そういうのはいいと思うんですよ。

適度に緊張があること自体も悪いことだとは思ってないです。

要はそこに、「出来なかったらどうしよう」という恐怖心は余計だってことです。



じゃあどうしたらいいのか。

それは、



何にもとらわれない自然体の状態を作ること



です。


だから歌う時は、

自分にとって一番「自然体」になれる状態を作れるようにしてください。

結果として、それが「うまく歌える」ことになるからです。


どうすれば自然体に歌えるかは人によって様々です。


例えば、


・歌詞を伝えることを意識する

・メロディーをかみしめて歌う

・聴いている人のことを考える

・誰か特別な人のことを思い浮かべながら歌う

・景色や情景を思い浮かべながら歌う

・楽器の音をよく聴く

・自分は最高の歌い手だと思いながら歌う



などなど。


歌う時は絶対こういう意識をしなきゃいけないなんてことはないので、

どれが正解ということではありません。


あくまでも、自分にとって

一番心地よく、

一番気持ちよく、

自然体で歌える状態を見つけましょう。


マイナス思考がなくなって、より自由な状態になります。

そうすると変な緊張はしなくなります。

普段の練習の成果が出やすくなります。

ぎこちなさや、あざとさや、わざとらしさが抜けます。



歌う人なら当然、うまく見られたいっていうのは誰にでもあると思います。

でもその「うまく見られたい」が、

実際にはうまく見せることを失敗させてしまうという仕組みを知っておいてください。


ワイドボイス
ボイストレーナー 吉田研吾


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