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センスを磨くには


よく美容師さんのことを「あの人は腕がいいから」とか「技術があるから」って言ったりしますが、絶対『センス』って大事だなと思うんですよ。

どんなに素晴らしい腕があって技術が身についてても、センスないと全然活かせないでしょう。

「こういうのがいいんじゃないか」っていう提案とかって、それこそセンスがないとできないと思うし。
(というか、センスがいい提案をしてもらわないと困るし)

結局歌い手もそうだと思うんですよね。技術だけじゃ結果は伴わないと思います。
(たぶん料理とかもそうでしょう。)

だからよく、歌は

技術×センス

なんて言ったりします。

技術が10でも、センスが1だったら結果は10にしかならないけど、逆に技術が5でも、センスが10だったら50になるんですよね。
さらにその人が技術を磨いて10になったら結果は100になっちゃうわけですよ!

じゃあどうやったらセンスが磨けるか、それは『ordinary(普通の状態)を知ること』だと僕は考えます。

要は、「普通」や「一般」が分からなければ、逆に何がおかしいのか、何が秀でてるのかが分からないですよね。

じゃあ「普通」や「一般」が何かと言ったら、それは『多いもの』だと思います。
世の中では、とにかく「数の多いもの」が「普通」になる傾向にありますよね。

例えば100人の人がいて、もし100人中99人が「右だ」と言ったら、その世界では「右」が普通になるわけです。
「普通は右を選ぶよね〜」って言われちゃうわけです。まぁ、良くも悪くもw

じゃあどうやったら「多いもの」が分かるか、それは『数をこなすこと』しかありません。
それで自分なりに統計を取って色々なことを判断するんです。
何がordinaryなのか、逆に何がordinaryじゃないのか。

だから、生徒さんで「センスを磨くためにはどうすればいいですか?」っていう人には「色んな音楽を聴きなさい」って言ってます。

たぶん、それってどんな人も 言うことだと思うんですよね。
それは、上記のような理由があるからだと僕は思ってます。
(そしてうちに大量にCDがあるのはそういう理由からです。)

まぁ、ただ闇雲に数をこなしてたって意味ないので、そこからは自分次第ですけどね!

磨く意識があるかどうかと、結果の行動が伴うかどうか。


2009/10/2

ワイドボイス
ボイストレーナー 吉田研吾


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