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歌い出しが大事


曲の歌い出しで音を外しやすい場合。

その歌い出しの音の高さで声を出す時の「イメージ」をしっかり事前に固めておきます。

例えば「ソ」の音から歌い出す場合、自分が「ソ」の音を出している時にどういう感覚でいるか。

「前歯の辺りに音が当たっているような感じ」とか、「目線と同じくらいの高さに出す感じ」とか、どういう感じで声を出すのか、自分なりの感覚のイメージで良いです。

そして、実際に声を出す直前にそのイメージをしっかりしておきましょう。


また、声を出す前の息を吸う時に、少しだけ余裕を持ったタイミングで吸っておきましょう。

あまりにも声を出す直前に吸うと、そのままの勢いで声が出てしまって暴投してしまいがちです。(声をコントロールしにくくなります。)

息を吸ってから、1秒くらい間をあけて声を出すくらいで良いと思います。


それともう一つ。

イントロのフレーズや雰囲気をしっかり聞きながら、歌い出しの音をハミングで「ンー」と声に出しちゃってみましょう。

カラオケやライブなどのマイクを使う場面の場合は、オフマイクの状態でイントロ中にこっそり声を出しておくんです。

そうするとイメージがつかみやすいので、歌い出しの音がしっかりしてきますよ!


よくデモテープ審査などは、歌の最初の方を少し聴いただけで分かると言われてます。

実際に自分もデモテープ審査をさせていただいた経験があるのですが、山のようにある音源を聴いて行く時、歌い出しの数秒を聴くとその人の実力が大体分かります。

その印象は、そのあと丸々1曲聴いてもほとんど変わることはなかったです。

「最初の印象はあまり良くなかったけど、全部聴いてみたら意外と良かった!」ということは、まぁまずないと言っていいと思います。

ごくごくまれにあるかどうかくらいです。

そのくらい最初の印象って大事だし、逆に言えば、実力はそこにもろに集約されて出てくるものなんだと思います。


2010/8/7

ワイドボイス
ボイストレーナー 吉田研吾


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