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歌うために聴く


皆さんは、「この曲をちゃんと歌えるようにしよう!」と思った時、その曲を何回くらい聴きますか?

意外と、2〜3回とか、数回くらいしか聴いてなかったりする方も多いようです。。


もちろん、全然足りません!!


だてに回数を多く聴けばいいというものではありませんが、要するに「歌うために聴く」ようにしてほしいんですね。


例えば、普段気に入ってよく聴いてる曲があるとしても、いざ歌おうと思った時に細かいフレーズやリズムの感覚などが曖昧でうまく歌えなかったりします。

自分ではよく聴いてるつもりだから、「まぁ、あの曲は何回か聴いたことあるし、歌えるだろう」と思ってるとケガしますよw

よーーっぽどその曲が大好きで、擦り切れるほど何回も聴いてて、何回も曲に合わせて歌ってて、歌詞も完璧に覚えちゃってる!というなら話は別ですが。


まずは曲を覚えるために、何回も流して聴くというのは最初の段階では良いと思います。

しかし、いざ曲として仕上げよう、ちゃんと覚えようと思った時は、ここから先の「歌うために聴く」が必要になります。


歌詞を見ながら原曲に合わせて少しずつ一緒に歌ってみたりして、細かいメロディー、拍の取り方、休符の長さ、フレーズの入り方、音の切れるタイミング、ブレスのタイミングなどに耳を傾けて聴いて下さい。

それらをきちんと捉えようと思ったら、当然ながら数回聴くだけじゃ全然足りないはずです。

完コピをしろとは言いませんが、既存の曲をちゃんと歌えるようにするというのはそういうことだと思います。

それありきで、後からいくらでも自分色に変えてオリジナリティを出して歌えばいいと思います。


メロディーやリズムが曖昧なまま覚えていては、そもそも自由に歌えないし、音やリズムも外しやすくなります。

よく、「自分は音痴で…」とか「リズム感が悪くて…」という方がいますが、曲をちゃんと聴けてないことが原因なことがものすごくよくあります。

あと、「歌になると発声などの意識が出来ない」という方も多いですが、曲に気を取られすぎている(曲が自分のものになってない)からそこまで意識が回せないということも考えられます。


ちなみに僕が何か曲を覚える(仕上げる)時は、おそらく50回以上(多い時は100回くらい…もっとかも!?)は聴いてると思います。

最初に流して聴く時点では、曲の全体像を体にしみこませるために20回は聴きます。移動中や何かをしながらなど、暇さえあれば聴くようにします。

そして、前述のような細かい部分を捉えるために何回も聴き、歌詞を覚えるためにまた何回も聴き、全体を歌えるようになったと思ったらそれを確かめるためにまた何回も聴きます。

それでようやくその曲が「自分のもの」になり、そこから歌いこめばさらに自由に歌えるようになります。


カラオケで歌っててもなんかうまく歌えなくておもしろくない…とか、よく分かんないから途中で止めちゃう…とか、そういうのはこれが原因かもしれませんよ。

まずは1曲だけでもいいので、このくらいやって自分なりにで良いのでクオリティーの高い仕上がりにしてみてください。


そして、ボイトレレッスンで課題曲を決めて歌っている方は、ぜひこのくらいやってください!

生徒さんでもレッスンで、「この曲何回くらい聴いた?」と僕が聞くと、「2〜3回くらいです」と答える人が結構いますが、ビックリしますから・・(笑)。


2012/2/11

ワイドボイス
ボイストレーナー 吉田研吾


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